新型コロナウイルス感染予防法の紹介

 全国で変異ウイルスが猛威をふるう中、現状は消毒とマスクをし、蜜を避けワクチン接種の順番を待つしかない雰囲気です。

とはいえ、目に見えない相手は待ってくれません。

効果のあるであろうと思われる方法は試してみる価値はあります。

 昨年11月に奈良県立医科大学が市販のお茶に新型コロナウイルスを無害化する効果があると発表しました。

 また今年4月には京都府立医科大学が茶カテキンが新型コロナウイルスを不活性化するとの研究を発表しました。

緑茶については以前からインフルエンザウイルスに対してもうがいをすることで感染対策になることがいわれてきました。

今回の大学の発表でも、緑茶のウイルスへの作用と飲用することである程度の効果が期待できるとの内容でしたが、今すぐにおこなえる具体的な手法の発表までは至っていません。

 そこで提案したいのが緑茶を霧状にしたものを吸入する方法です。この手法であれば気道粘膜上のウイルスに対し直接的に緑茶成分を接触させることが出来、効果を最大限発揮させることができるとおもわれます。ただ重症化して全身にウイルスが拡散してしまった状態では効果は限定的かもしれません。感染初期、またはウイルスの定着前がもっとも効果的とおもわれます。

具体的方法としてはネブライザー(吸入器)の使用が最も適しているでしょう。無い場合は細かい霧状にできるスプレーでも可能ですが、この場合は直接口内に向けてではなく、空間に散布したものを吸うほうが良いと思います。大きな水滴を肺に入れないためです。細かい霧状であれば入浴時や濃霧時、滝のそば等と同じですから誤嚥性肺炎のような原因にはならないとおもわれます。ただしあまりにも多量、もしくは頻回に吸入すれば健康被害の危険も考えられます。またネブライザーは洗浄がし易いですが特にスプレーでは衛生管理が重要です。雑菌が繁殖したものを吸入しては本末転倒です。清潔な器具を用い、お茶はその都度煮出しましょう。(用法容量について研究がなされたものではありませんので各自の適時、適量で利用ください)

この方法を昨年より実践していますが不調は感じられません。新型コロナウイルスと戦う我々の持てる武器の一つとなれば幸いです。以前からノロウイルスに対しては緑茶の継続飲用で軽快、または発症せずということを経験してきました。(ノロウイルスは腸管粘膜上のため飲用が適している)

緑茶は茶葉といって漢方では生薬のひとつでもあります。さらなる研究と茶の効能を活かした良い商品の発表が待たれるところです。

少しでも早くコロナ以前の生活が戻ってくることを願ってやみません。

普段から鍼灸で身体の状態を整えている人は重症化しにくいとの報告もあります。鍼灸もぜひ活用ください。

 

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